日本は世界で第何位?

あけましておめでとうございます。

人並みに年末年始の休みを取らさせていただきましたが、休みといえるのかどうか???

そんなことはさておいて、休み中に読んだ本「日本は世界で第何位?」で気になる部分がありましたのでご紹介します。

・日本は小さい国なのか?・・・ もし日本がヨーロッパにあったなら、日本は第7位の面積で、ドイツ、フィンランド、ポーランドよりも上位

・日本の人口は世界で何番目?・・・ 世界で10番目。ただし先進国で日本より上位の国はアメリカだけである。

・日本の国民総所得(GNI)は何番目?・・・ アメリカについで2番目(2005年統計)。ただしドイツ3番、イギリス5番、フランス6番、イタリア7番、スペイン8番と、ユーロ圏を合わせればアメリカと同等。今後世界はドル、ユーロ、そして元(現在の中国は第4位だがもうじき日本は抜かされる。)

・物価の高い都市・・・ 東京が第1位、ついでオスロ、ロンドン、ソウル、モスクワ・・・。ただし、マックの値段は世界1安い。(なにを基準にするかによってこれは違ってくる)

・マンション価格・・・第9位

・日本の家はウサギ小屋?・・・ 一軒(持ち家)あたりの平均床面積は世界で4番目に広い。アメリカ(162㎡)、ルクセンブルグ(第2位、126㎡)、スロベニア、デンマーク、そして日本(95㎡)。それなのになぜウサギ小屋と言われるのか? これはECで日本の報告書を作ったおりに、当初フランス語で日本人は「cage a Lapins」 に住んでいると報告されていた。これを英語に直訳・誤訳され、日本語で「ウサギ小屋」に住んでいるとなったらしい。本来の「cage a Lapins」 は日本語で「都市型の集合住宅」。

・先進5ヶ国住宅リサイクル年数・・・イギリス141年、アメリカ103年、フランス86年、ドイツ79年、そして日本は30年。

・産業別労働者構成比(建設業)・・・日本が1番で9.6%、ついでマレーシア、香港、イタリア、韓国。イギリスは7番目で7.6%、ドイツが8番で7.4%。住宅寿命が短いせいで建築業人口が多くなっている。つまり今後住宅寿命が欧米並みになれば、当然建築業人口も減る。

・外国人旅行者の数・・・フランスが1位7512万人。ついでスペイン、アメリカ、中国、イタリア・・・・。日本は2004年の統計では第31位でその数は614万人。ただしビジットジャパン(2003年)ということで積極的に外国人旅行者を迎え入れるようになったため、2006年は733万人までにその数を伸ばした。ちなみに1999年は443万で世界36位、モロッコとほぼ同じで韓国、マカオ、エジプトなどに負けていた。

・海外旅行者数の多い国・・・ドイツが1位で7230万、次にイギリス、アメリカ、ポーランド、チェコ、マレーシア、中国、ロシア、イタリア、フランス。日本は14番目。人口が世界で10番目(先進諸国では2番目)に多く1683万人。GNI(国民相違所得)が2番に多い割に数字は低い。一方ドイツ人は旅行好きである。

・平等な国(ジニ係数)・・・・格差社会と言われていますが、日本はジニ係数で見ればデンマークについで世界第2位で平等な国。

・移民の多い国・・・・・アメリカ1位(3840万)、ロシア2位(1210万)、ドイツ3位(1010万)、ウクライナ(680万)、フランス(650万)

・難民の多い国・・・・・パレスチナ425万、アフガニスタン208万、スーダン73万など。全世界では920万人。国内難民(国境を越えたいない)を合わせると実に2300万人。(日本はそのうちの1941人を受け入れている。ただし資金協力額はアメリカについで世界第2位)
こんな国際比較をしていると、いろいろなことが見えてきたり、想像できたりします。それは単なる想像ではなく、近い将来きっと現実にそうなるであろうと予想できるものもあります。*日本人がウサギ小屋に住んでいるというのは大間違いです(ただし賃貸住宅は欧米と比較するとまだ狭い)。日本が小さな国というのも間違いです。

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