外国人登録者数減少

なにが48年ぶりかというと、外国人登録者の数です。
2009年末現在の外国人登録者数が前年比約3万1千人減の218万6121人となり、なんと48年ぶりの減少だそうです。
こちらも2年目のリーマンショクが原因で、マスコミでも大きく連日のように報道された派遣切りによる失業、そして帰国。
まともに影響を受けた外国人労働者。日系ブラジル人、ペルー人の帰国者数が減少数に反映した形です。愛知県、静岡県などブラジル人が多かったところは軒並み1割近くダウン。
ブラジル人全体では前年比14.4％減少で、登録者の数は26万7456人に
なりました。
その中でも増えた国もあります。中国で、前年比3.8％アップの68万518人で外国人登録者数トップ。
日系人の受け入れはバブル時代に労働者の不足を補うため入管法を改正し定住ビザを与え、工場等で働いてもらうために始まったもの。
日本ではご存知の通り単純労働者向けにはビザの発給はしていません。日系人向けの定住ビザは将来の移民政策を踏まえた実験的なものだったのです。
リーマンショックの影響とはいいながらも、受け入れ体勢が十分でなかった事はまちがいのない事実で、移民政策を進めるのであれば改善しなければお互い不幸を招くだけになるのではないでしょうか。

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