外国人のお部屋探し手伝い Q&A
Q 1.外国人が「好む住宅地」はどんな所で、どんな条件の部屋を探していますか。
A 1.外国人も日本人も大きな違いはありません。一般的には周辺の物価が安く、交通の便がよい地域を探す人が多いようです。
人が好む場所というのは、国籍とはあまり関係ないようです。しいて言えば、欧米人は近くに公園などがある、閑静な住宅地を望む傾向があるとは、言えるでしょう。それよりも、日本は諸外国に比べて物価が高い国です。ですから、一部を除いて日本に来られるほとんどの外国人は、できるだけ生活費が安くすむように物価の安い地域を好みます。しかし、いくら周辺の物価が安くても、職場や学校が遠ければ毎日の交通費が家計を圧迫してしまいます。特に、交通費が自己負担となる学生にとっては重要なポイントです。
また、初めて来日する外国人は、同国人が多い地域を好まれるようです。これらの地域に住んでいると、母国語で書かれた新聞や雑誌が入手できたり、母国の食材が購入できたり、生活する上で便利なことが多いからです。情報収集のためには国際交流協会もしくはそのような団体、あるいは集会所や教会が近くにあると便利です。さらに、無料で利用できる図書館や公民館なども、外国人にとってはありがたい施設です。こうした施設は冷暖房が完備しているので、冷暖房器具がない部屋に住む人は特に助かるようです。
●駅周辺の駐輪場について調べておこう
駅から遠い物件は家賃が安いのですが、バスは運賃が高いので、できれば避けたいものです。自転車を使う場合には、駅周辺の無料駐輪場の有無、有料駐輪場の使用料をあらかじめ調べておくとよいでしょう。鉄道も別会社へ乗り換えがあると運賃が割高になるので、注意が必要です。