日本文化を楽しむ(20種の日本茶メニュー)アフリカから来た友達の話し・・・

日本文化を楽しむ(20種の日本茶メニュー)

アフリカから来た友達の話し・・・

彼は、東武東上線の北池袋という駅から徒歩2分の、最近ではあまり見かけなくなった共同玄関、共同トイレの木造アパ-トに住んでいた。以前から遊びに来るように、誘われていたので、ある日訪ねることにした。ありました、ありました、噂のアパートが。ガラガラと玄関の引き戸を開け、靴を脱ぎ、ギシギシと軋む急な階段を上り始めると、私の足音に気づいた彼が部屋から出てきたみたいで「いらっしゃい!」と声が。階段の上を見上げると、そこにはみょうに浴衣姿の似合う彼の姿があった。

部屋に入りまわりを見渡すと、天井からは”提灯”みたいな照明器具がぶら下がっていたり、部屋の真中にはコタツがどんと置かれていたり、純和風な感じに部屋がなされていた。

コタツの前に座るよう言われ、そのあと「何がよろしいですか?」と言いながら出してきたのは、飲み物のメニュ-であった。そこには、抹茶、ほうじ茶、煎茶と、何と20種類以上の日本茶前が書かれていて、これには驚かされた。

お茶をご馳走になっていると、誰かがドアをノック、このアパートの大家さんだった。そして部屋の中に入ってきて「私も彼とはお茶友達で、ときどき、お茶をご馳走になるのよ」と言って、しばし3人でお茶をすすりながら、日本文化談議に花を咲かせました。

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