賃貸業界におけるブランド化

〈不動産賃貸業のFC・ブランド化は進むか?〉

 いま不動産賃貸業界においてFC展開などブランド化が進みつつある。既に他の業界においてはあたりまえに行なわれていたことであるが、ようやくといって良いのだろうがこの業界にもその波が襲ってきた。

 そのブランド化について、あらためて考えてみた。

①ブランドとは…
 ブランドとは独自性を強調し競合他社と区別させることを意図して、複数の商品やサービスを統一して 象徴させるものでシンボルマーク、模様だけでなく消費者が商品やサービスを目にしたときに想起する 周辺イメージのことであろう。  

  ・ブランド→商標、銘柄 
   ブランドとは一定のサービスなり品質を保持し、且つそれが保障されているもの(そのように

判断できるものや連想できるものを含む)。

 
  ・ブランドのキーワード
   知っている・安心・安全

②ブランドのメリット
   〈消費者〉
  ・消費者→感動するほどの違いは見いだせなくても→知っている→安心
   →危険を冒さずにすむ
  
③ブランド化
   ・ サービスのブランド化→イメージのブランド化(安心・安全・安い)
   ・ 商品のブランド化  →独自の商品・サービス
  
  〈不動産賃貸業者のブランド化〉
   ・不動産会社は一般ユーザーにとって分かりにくく見えにくい存在である。店には入りづらいし、    入ったら最後決めないと帰してもらえないような雰囲気が今でもある。そういったことを考える    と、TVコマーシャル等を利用し「安心、安全」をアピールするのは有効である。
    但し、イメージだけでは本来のブランドとは言いがたく、やはり独自のサービスなり商品が必要    であろう。

    ・「自社商品のファン」→「自社のファン」に変身させてしまうようなもの。ブランドがイメー    ジできるような「品」とか「楽しさ」とか「質」が伝わるようなものが必要である。
  
④ブランドの必要性とニーズ
     現在の賃貸商品は品質や管理状態にバラツキがあるため、「安心できる商品=ブランド」のニ     ーズは高いはずである。
  
     但し、現在あるFC店などには無理やりブランド化しているものも見受けられるが、ブランド     化を推し進めるにはコンセプトを明確に伝える事が大切であろう。
     結局、ブランドとして認知されるか否かは、消費者がその認めるか否かにかかわっているので     あろう。
  

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