在住外国人はマルチハビテーション

国土交通省などが、団塊の世代向け新たな住まい方として促進しているマルチハビテーション(2地域居住)。

もしかすると、在住外国人の住まい方がマルチハビテーションなのではないでしょうか思った。

日本以外に生まれ育った母国を持つ人(必ずしも外国人とは限らない)にとって、そこはいずれ戻りたいと思う場所なのではないか。

つまり母国が2地域居住の1地域というわけだ。

新たにこちらに家族ができ、生活基盤が完全にこちらに移った人ならいざ知らず、それ以外の人にとっては日本はいつまでたっても外国なのでは・・・。

シアトルに移民した多くの日系1世(80歳以上)が、将来の夢として最後は日本に戻って生活したいと思っているらしい。

素晴らしい環境、大きな家、何をとっても特に問題はないと思われるシアトルの日系人。それがなぜ「日本に戻りたいと思うのか・・」

理由は言葉だそうだ。

永年住んでいるので、なんの問題もないと思われそうだが、でも何かあると米国語に外国語を感じるそうだ。

自由に操っている感じはなく、ネイティブ米国人からバカにされていると感じることもたまにあるとか。

それがストレスとなり、言葉で悩むことのない母国に戻りたいと思うらしい。

この話はシアトルで不動産業をしている日系人から聞いた話である。

日本に住んでいる外国人にもこれは言えることだろう。

(続く・・・・・・)

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