ポーランドの障害者住宅(保護住宅)とは

 ポーランドの保護住宅とは

 ポーランドの住宅事情について、今回は住宅の中でもハンディキャップ住宅についてコペチ氏(ポーランド出身当社社員)の報告を基にご紹介します。

ポーランドではこの20年の間に政治、経済はもとよりいろいろな面で変貌を遂げてきた。きっかけは1989年の非社会主義政権(民主化)、2004年のEU加盟などが挙げられる。社会主義政権時代は全てにおいて物不足、住宅もまったく事情は同じで確保すること自体が大変な状況だった。

大きな変化を遂げてきたポーランドだが、一般住宅以外の例えば障害者対応のハンディキャップ住宅(障害者向け住宅)などについてはどのように対応しているのかコペチ氏にたずねてみた。

 ポーランドには金銭支給を伴わない社会福祉制度の一種である「保護住宅」(オランダで特に普及している)があるという。保護住宅は24時間ケア施設への入居を必要としない生活困窮者や高齢者・障害者・病人で日常生活上支援を必要とする人が入居対象となる。保護住宅の運営は各自治体に任されている。
 
住宅の特徴は、障害者自身が日常生活において、自分で買い物をしたり、他の住人と交流したりすることによって社会生活ができることだ。
  
 この保護住宅はポーランド全体でもまだ数箇所しかない。上手く機能している代表例として取り上げられることが多いスタルガルト・シュチェチンスキ(ポーランド北西部の町)の例を取り上げてみる。

 単身精神障害者が住む2001年にスタートしたポーランド初の保護住宅(=ポーランド南東部)について紹介させていただきましたが、日本の障害者向け住宅がどうなっているか気になりますよね。機会があったらこの場で報告させていただきます。
          

   
                     

                     

                     

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