来年の賃貸住宅キーワード

今年一年いろいろありましたね。

政治が混迷し激動と不安の1年でした。来年はどんな年になるのでしょうか。干支も寅から兎に替わったことですから穏やかに、そしてピョーンと飛
び跳ねる、そんな1年であって欲しいものです。

日本の政治と同じく激変する賃貸業界ですが、来年のキーワードは「テナント・リテンション(入居者保持)」と「サービス付き高齢者向け賃貸住宅」ではないかと思っています。

少子化による需要の先細りと物件供給過多による空室率アップを考えると長期入居を促し、退出を防ぐ努力をするがますます不可欠となるでしょう。

次のキーワード「サービス付き高齢者向け賃貸住宅」です。周知の通り世界に例を見ない超高齢化社会に日本は突入しています。これに対して国は様々な政策を講じていますが、最重要課題となっているのが「高齢者が安全で安心して住める住まい」です。

特別養護老人ホームの入所待ちは現時点ですでに約42万人。さらに今後10年間で75歳以上の世帯主が約250万増。しかも高齢者の8割は持ち家で、9割が在宅。そして要介護高齢者の約8割が在宅という現状です。その人達にとって「安全で安心な住まい」として国は「サービス付き高齢者向け賃貸住宅」に期待し、助成金制度などで後押ししています。

 いろいろ賃貸住宅に於ける付加価値やサービスを考えてきましたが、来年からそれがほんとうの意味で試されることになるのだと思っています。

 どうか来年も宜しくお願い致します。

 良いお年をお迎えください。

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