Q24.「引越し時のあいさつ」はどのようにアドバイスすればよいですか。
- 2005/10/29
- Q&A
Q24.「引越し時のあいさつ」はどのようにアドバイスすればよいですか。
A24.あいさつする相手、伝える言葉、心付けの品物などについて、日本の習慣を教えると喜ばれます。
良好な人間関係は近隣間のトラブル防止に役立ち、健康で安全な地域生活を送るのに欠かせません。その第一歩は日頃のあいさつで、引っ越し時のそれは大きな意味を持っています。引越をひかえた外国人に対しては、(1)あいさつする相手、(2)伝える言葉、(3)心付けの品物などについて、日本での習慣を教えると喜ばれるでしょう。
(1)については、日本ではふつう新しく引っ越してくると、両隣と向いの家に、共同住宅の場合は上下階の家にもあいさつをします。また、管理人がいる場合は管理人にも同様に行います。管理人は留守のときの連絡、ごみの始末、訪問者のチェックのほか、住人がトラブルで困っている場合に手助けをしてくれるなど、何かとお世話になることが多いからです。
(2)については、いきなりあいさつに行っても日本語ができなければ困ります。あいさつに行く前に「隣に引っ越してきた○○です。よろしくお願いします」程度の日本語を口頭で練習するか、紙に書いて準備しておくとよいでしょう。
(3)については、通常あいさつにはハガキやタオル、お菓子など500円から1000円程度の手土産を持っていくが、あまり品物にこだわる必要はない、ということを伝えるとよいでしょう。
●あいさつカードを使おう!
あらたまった方法を取らなくても、カードに簡単に自分の名前とあいさつ文を書いて、他の入居者のポストに投函しておくだけでも、コミュニケーションがスムーズになるでしょう。