Q22.「部屋の使い方」を説明するとき、特に注意することはありますか。

Q22.「部屋の使い方」を説明するとき、特に注意することはありますか。

A22.土足厳禁の習慣、共用部分の使い方などを伝え、規則がある場合は理由を添えて説明します。

  日本家屋では土足厳禁です。これは諸外国との大きな違いです。下見の時などに、日本家屋では玄関で靴を脱いで家の中に上がることを説明し、もし土足で部屋の中に入って床や畳を汚したり傷めたりすると、修理費を請求される場合があることを伝えましょう。

部屋の前の庭や廊下など、共有部分の使い方にも注意が必要です。共有部分を私的に使ってはいけない理由としては、階段や廊下に私物を置くと通行の邪魔になること、非常時の避難に差し支えることを伝えます。また、ベランダやバルコニーも避難通路になっている場合は、物を置かずに、避難できる空間を確保しておくことが必要であると伝えます。

 外国人は納得できない規定や規則、あるいはアパートやマンションの管理規約等については細かく理由を尋ねることが多いので、家主や仲介業者の中にはそれを面倒に感じる人もいるようですが、逆に彼らは理由を尋ねて納得した場合はきちんと守る、という一面も持っています。入居者にきちんとした対応を求めるなら、業者としてもそれぞれの規則がもつ意義や必要性を明確に説明できるようにしておきたいものです。

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