不動産賃貸Q&A NO32.家賃の「滞納を防ぐ」ためにはどうすればよいですか。
- 2005/11/28
- Q&A
Q32.家賃の「滞納を防ぐ」ためにはどうすればよいですか。
A32.日本は金銭の支払いに厳しい契約社会であることを強調し、滞納の場合は当然催促します。
滞納を防ぐ方法としては、まず「日本では金銭の支払いに対してたいへん厳しく、たとえ一日でも遅れると信頼関係を大きく損ねる」ことを強調します。部屋の賃貸借は家主と入居者との信頼関係の上に成り立つものであり、その関係を良好に保つには互いに交わした約束(賃貸借契約)をきちんと守ること以外にはありえません。賃貸借契約書には、家賃を定められた期日までに支払わない場合は損害賠償が生じることが明記してあるはずです。家賃の滞納が発生した場合は、電話、訪問、催促状、内容証明の郵便物を送付するなど、日本人と同様の手続きをとることになります。連帯保証人がいる場合は、連帯保証人に滞納した家賃を請求できます。また、単に支払いを忘れたという不注意による滞納防止のためには、契約時に「家賃の支払日」「金額」「方法」等を書いたメモを渡すか、これらの事項のメモをとってもらうようにします。
●家賃を直接本人から受け取る
家賃の支払いは、銀行振り込みが一般的ですが、外国人入居者には、直接、受け取る方法をお勧めします。手続きは、銀行振り込み等に比べて煩雑になりますが、毎月、入居者と顔をあわせることで、入居者から相談を受けたり、アドバイスする機会を作ることができます。これは、家賃の滞納を防止やトラブルの早期解決に、大変、効果的です。