海外のエコ賃貸住宅 エジンバラ

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 上記写真は【innovation-the lessons from Slateford Green】REPORTからです。

              海外の賃貸住宅事情

            ~イギリス(エジンバラ)のエコ貸借住宅とは~

「CO2排出量●●%off賃貸住宅」などの見出しを新聞等で最近よく目にするようになってきました。そうは言っても、まだエコ賃貸住宅は始まったばかりで一部のハウスメーカーが先導して行っているのが現状でしょう。

 そんな中、不動産賃貸管理会社の団体である(財)日本賃貸住宅管理協会が学生対象に、彼らが考える“自然&人”に優しい賃貸住宅「わたしの住みたい夢のECOハウス」のコンテストを行い、その表彰式が先月ありました。

 学生からは環境に配慮し、かつ夢のある作品が多数よせられ、審査委員長(東京都市大学岩村教授)から「賃貸がコンペ対象になった例はほとんどなく、地味なテーマにポジティブに応えてくれた学生にまず感謝したい」と冒頭にコメントがあったのですが、確かにそのとおりで、よく20数件以上の力作が集まったものです。

 このような一連の動きを見ると、わたし達の業界も自動車業界までとは行かなくてもエコに感心が持たれ始めたのかもしれません。急速にエコにシフトされることは無いかもわしれませんが、意識は当然されていくでしょう。

 前置きが長くなってしまいましたが、前回に引き続き海外のエコ賃貸住宅を紹介したいと思います。今回はエジンバラにある「ストレートフォード・グリーンハウジング」(2001年のスコットランド再開発賞を受賞した作品です)。

 スコットランド郊外のもともと鉄道の貨物場だった1.6ヘクタールの住工混合敷地に建てられた、写真でわかるとおりのとてもユニークで環境に優しい建物群です。全部で120戸、うち一般賃貸が69戸、シェアー住宅が39戸、残りの12戸が分譲住宅になっています。自動車の利用が制限されており、交通の手段は主にバスですが、Car club(カーシェアリング)のメンバーになることで車の利用ができます。共同施設としては集会場、子供の遊び場などがあります。その他、この事業のスキームポイントを下記に纏めましたのでご覧下さい。

【環境に配慮した革新的なデザインとスキーム】
〇カーフリー設定・・・自動車を個人で持たない。
〇アルミニウムの屋根・・・リサイクル可能な材料を利用
〇息をする壁膜・・・・・・呼吸する壁
〇木造プレハブ・・・・・・デザインされた木材骨組み工法、環境重視で木を利用
〇地域暖房システム・・・・隣接している蒸留所からの余熱の利用 
〇煙突型自動喚起システム・
〇太陽光発電システム・・・ソーラーパネル
〇アシ原、池・・・・・・・Co2削減

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