第4回 人生いろいろ、言葉も文化もいろいろ

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「男子は食堂のイスとテーブルを屋上に運んでください。女子は飲み物と軽食の準備をお願いします」とマネージャーから日本語と英語での館内放送があった。今日は待ちに待った松戸の花火大会。
江戸川河川敷から打ち上げられる8000発もの色とりどりの花火は、夜空を大迫力のパノラマと化する。このゲストハウスはそれを間近に楽しむ事が出来るロケーション。そこで日本人住人とマネージャーが、外国人住人にこのゲストハウスの想い出にしてもらおうと企画し、始まった毎年恒例のイベントである。

「今日はいったい何人集まるのかな」「ここの住人が全員で160人だから、半分が参加して80人位かな」「いや、友達や近所の人達も来るから100人は超えると思うよ」。そんなやり取りをしながらイベントの準備が進められた。 ゲストハウスに入ると、浴衣や民族衣装を着た住人そして関係者が「こんにちは」「ハロー」「称好」と挨拶をしながら、会場である屋上に小走りに上がって行く。

リビングでは、「ハイ!ハロー」とアフリカから来ている自称日本文化研究家のトムが、短めの浴衣を得意そうに着て出迎えてくれた。花火が始まるのに間があったので、彼の部屋を覗くことにした。天井からは提灯がぶらさがり、部屋の真ん中にはコタツが置かれていた。コタツの前に座ると、「何がいいですか?」と彼は飲み物のメニューを出してきたが、そこには抹茶、ほうじ茶、緑茶、煎茶と、なんと20種以上のお茶が。これには驚いた。

「ドカーン、ドカーン」と凄い音、そして「Oh!」「好漂亮」「ワンダフル」の歓声。あちこちで「あんなの私の国では見たことない」「あれは何という花火ですか」「あれは風景や火文字などを描く、アイデア花火だよ」と会話が弾む。

このゲストハウスには常時20ケ国以上の人が住んでおり、いろいろな言語そして文化の交流がある。この日は特にボーダレスな世界を感じた1日だった。

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