「新聞を見たのですけど、ほんとうに、古くても、設備が共同でも貸せるのですか。」「いったいどんな人が入るのですか。」こんな質問の電話が朝から事務所に殺到した。それは、老朽化して入居者がいなくなったアパートを「外国人ハウス」(外国人向け宿泊施設)にすることで、一転引く手あまたの大人気物件に変身させた我が社の「ゲストハウス第1号」が新聞記事で取り上げられたからである。
「外国人ハウス」とは、1980年代頃から(この頃から外国人が飛躍的に増加する。1980年の外国人登録者数は78万人)、東京都内で住居に困っている外国人に自宅の空き部屋を開放したり、日本語学校が生徒のために宿舎として借り受けた一戸建てなどを、生徒だけに限らず一般の外国人にも貸したことなどから始まった貸間形式のアパートである。
外国人にとって、一般の賃貸アパートを借りる場合の礼金、敷金は、経済的負担が大きく、それ以上に日本人の保証人を用意するのが非常に難しい。また、外国人であるというだけで入居を拒否されてしまうような時代背景もあり、家賃以外の一時金が必要なく、保証人も要らない外国人ハウスはとても経済的で便利な存在となった。
さて、東京「ゲストハウス第1号」であるが、築後40年以上の木造のアパートで、建て替え予定だったものに簡単なリフォームを施し、外国人ハウスとして再生したものだ。共同の玄関を開け、ミシミシと軋む廊下を奥に進むと、共同のトイレ、ランドリー、シャワールーム、そしてみんなの憩い場であるキッチン兼リビングがある。各室にはクーラー以外の特別な設備はなく、部屋の広さも4.5畳~6畳くらいと広くない。だが、寝具や照明器具などは一応揃えてあるので、鞄一つで来てもすぐにでも生活できる。共用のリビングには、大型テレビ、パソコン、冷蔵庫、電子レンジ、調理器具などが備わっているので便利だ。
ある意味、「外国人ハウス」はグローバルスタンダードな賃貸形態といえるかもしれない。
《无国界时代的跨文化共生住宅……客栈是什么?》
热议话题!“外国人房屋(客栈)”其受欢迎的秘密之一
“我看报纸上写着,就算很旧且设备共用,也可以出租吗?”
“到底会有哪些人入住呢?”这样的问题从早上开始就不断地打到我们的办公室里。这是因为我们公司的“J&F House第1号”将老化并无人居住的公寓改建成了“外国人房屋”(外国人旅馆),一下子变成了备受青睐的物件,并被报纸报道了出来。
“外国人房屋”起源于1980年代左右(此时外国人数量急剧增加。1980年外国人登记人数为78万人),最初是因为在东京内居住困难的外国人开放自己家里的空房间,以及日语学校租借给学生们居住的独立屋等原因,将出租单间形式的公寓开始出现了。
对于外国人来说,如果租用普通的出租公寓,礼金和押金是经济负担很重的,而且更难以准备好日本人的担保人。此外,在当时的社会背景下,仅仅是因为是外国人而被拒绝入住的情况也存在。与此相比,不需要支付房租以外的其他一次性费用,也不需要担保人的外国人房屋成为了非常经济实惠和方便的存在。
现在,我们的“J&F House第1号”在东京北区开业了。这是一座建于40多年前的木造公寓,原本计划拆除并重新建设,但经过简单的翻新改造,成为了外国人房屋。打开共用的门,经过吱吱嘎嘎的走廊,深入里面,就会看到共用的厕所、洗衣房、淋浴间以及大家的休息区——厨房兼客厅。
每个房间除了空调以外并没有其他特别的设备,房间的大小也不是很宽敞,大概只有4.5-6平方米。但是,床具和照明设备等基本上都已经准备好了,所以只要带一只背包就能立刻开始生活。共用的客厅里有大型电视、电脑、