韓国の賃貸借
- 2005/9/4
- 外国人賃貸
チョンセという仕組
借りる人は入居時に家賃を一括払いするチョンセという方式がある。以前はこの方式がほとんどだったが、韓国でも賃貸借に変化が起きており、多様な消費者のニーズに対応する仕組がでてきた。
賃貸住宅の探し方
情報誌等をみて地域ごとのチョンセ相場を調べてから不動産屋を訪ねる。最近はもちろんインターネットでの部屋探しが主流である。韓国の不動産ホームページは見栄えも良く、とてもよくでいる。
契約の内容
家賃
住宅価格の5から8割に相当するチョンセ金を入居時に大家に一括払い、家賃はない。契約終了時にチョンセ金が返還される。最近は金利も低利で落ち着いているため、チョンセ金の運用では家賃分にならないため、ウオルセ(月払い)が多くなってきた。
仲介手数料
家主と賃借人が不動産屋に同額の手数料を払う。
保証人
不要(チョンセの場合)
契約書の特徴
契約期間
2年間
その他
契約者以外の人との同居は可能。原則として転貸はできないが、転貸する場合は家主と不動産屋に連絡する。住宅の用途変更はできない。
退去時の手続き
退去の1ヶ月前に大家に通知する。
次の借家人が決まらないとチョンセを返してもらえない。
大家、不動産屋、退去する借家人の3者が集まり、金銭を授受する。
住宅の修繕費用は家主が負担する。
退去時の清掃は賃借人が行う。
住宅の規則
日本と違い生活騒音はあまり問題にならない。夜中の12時に大声で喧嘩をしても大丈夫。トラブルが起きれば、管理組合に苦情をいうのではなく、直接本人に注意する。
ゴミの出し方は日本より厳しい。
賃貸におけるペット対応
一戸建ての場合は、基本的にペットを飼えるが家主と同居(韓国の場合家主と同居型の賃貸借がある)の場合は、家主の許可が必要。アパートの場合は管理会社の判断による。厳しい管理会社の場合は不可。